エクセル (vr.2016) – VLOOKUPとマージ (結合) の違い
行を差し込みながらデータを結合します。VLOOKUPでは難しいのですが、クエリのマージ (結合) を活用すれば解決できます。
目次
VLOOKUP
![](https://otukai.jp/wp-content/uploads/2021/02/vlookup-merge_1-1024x532.png)
画像のようなデータです。
データ表「sales」 (左側) へデータ表「masta」 (右側) の「生年月日」「性別」「住所」のそれぞれの値をくっつけるとき、関数「VLOOKUP」で参照することができます。
この場合、データ表「sales」へ存在する会員コードに関しての集計は可能ですが、データ表「sales」に存在しない会員コードに関しての集計は不可能です。
具体的には、全会員 (サンプルデータでは14名) 数を集計できません。左側のデータ表では購入履歴がある会員 (9名) について集計できますが、全会員数がわかりません。
![](https://otukai.jp/wp-content/uploads/2021/02/vlookup-merge_2-1024x532.png)
データ「masta」 (右側) へデータ「sales」 (左側) の「日付」「売上売価」の値をそれぞれくっつけるとき、関数「VLOOKUP」では難しいです。
パワークエリエディターのマージ (結合) で解決できます。
マージ (結合)
![](https://otukai.jp/wp-content/uploads/2021/02/vlookup-merge_3-1-1024x532.png)
・マージするデータ表のクエリを作成します。
・「クエリ」タブ
・「結合」をクリックします。
![](https://otukai.jp/wp-content/uploads/2021/02/vlookup-merge_4-1024x530.png)
・上段のデータ表が「masta」
・キー (結合句) の「会員コード」の列をクリック
・下段のデータ表が「sales」
・キー (結合句) の「会員コード」の列をクリック
・「結合の種類」は「左外部」です。
結合の種類についてはこちらをご覧ください。
展開
![](https://otukai.jp/wp-content/uploads/2021/02/vlookup-merge_6-1024x533.png)
・マージしたデータ名の右にあるボタンをクリックします。
![](https://otukai.jp/wp-content/uploads/2021/02/vlookup-merge_7-1024x546.png)
・「展開」のラジオボタンをクリック
・「会員コード」のチェックは外します。
![](https://otukai.jp/wp-content/uploads/2021/02/vlookup-merge_8-1024x532.png)
日付の行が入り込んで、データ表「sales」にはない会員番号の「日付」「売上売価」がNullになれば成功です。
日付の行を差し込まず「売上売価」を集計する方法はこちらをご覧ください。