エクセル (vr.2016) – VLOOKUPとマージ (結合) の違い

エクセル (vr.2016) – VLOOKUPとマージ (結合) の違い

行を差し込みながらデータを結合します。VLOOKUPでは難しいのですが、クエリのマージ (結合) を活用すれば解決できます。

VLOOKUP
VLOOKUP

トレーニング用サンプルデータはこちらからコピペできます。

 画像のようなデータです。
 データ表「sales」 (左側) へデータ表「masta」 (右側) の「生年月日」「性別」「住所」のそれぞれの値をくっつけるとき、関数「VLOOKUP」で参照することができます。

 この場合、データ表「sales」へ存在する会員コードに関しての集計は可能ですが、データ表「sales」に存在しない会員コードに関しての集計は不可能です。
 具体的には、全会員 (サンプルデータでは14名) 数を集計できません。左側のデータ表では購入履歴がある会員 (9名) について集計できますが、全会員数がわかりません。

逆パタン

 データ「masta」 (右側) へデータ「sales」 (左側) の「日付」「売上売価」の値をそれぞれくっつけるとき、関数「VLOOKUP」では難しいです。

パワークエリエディターのマージ (結合) で解決できます。

マージ (結合)
クエリ

・マージするデータ表のクエリを作成します。
・「クエリ」タブ
・「結合」をクリックします。

マージ

・上段のデータ表が「masta」
・キー (結合句) の「会員コード」の列をクリック
・下段のデータ表が「sales」
・キー (結合句) の「会員コード」の列をクリック
・「結合の種類」は「左外部」です。

 結合の種類についてはこちらをご覧ください。

展開
マージ列

・マージしたデータ名の右にあるボタンをクリックします。

展開

・「展開」のラジオボタンをクリック
・「会員コード」のチェックは外します。

完成

 日付の行が入り込んで、データ表「sales」にはない会員番号の「日付」「売上売価」がNullになれば成功です。

 日付の行を差し込まず「売上売価」を集計する方法はこちらをご覧ください。