エクセルピボットをBIツールのようにつかう – 2.3 – ブール型列

エクセルピボットをBIツールのようにつかう – 2.3 – ブール型列

エクセルをBIツールのように活用する方法を解説しています。使用するのはエクセルの標準機能 (マクロは使用ナシ) だけ! 
今回は、ブール型列を追加します。

値をまとめる方法
値をまとめる方法

<ブール型>
 値を単純に真・偽判定します。グループ数の最大は2です。
 顧客コード1に対して年齢は1です。ひとつの顧客コードに対して複数の年齢が登録してあるようなことはありません。NULL (空欄) は偽になります。

<グループ化>
 年齢を10歳階級でグループ化する、5歳階級でグループ化するようなときのまとめ方です。NULLはその他に含めるか、NULLのグループを作成します。グループ数は1以上です。

<セット>
 グループ化の一種です。
・商品Aだけを購入した顧客
・商品Bだけを購入した顧客
・商品Aと商品Bの両方を購入した顧客
・どちらも購入しなかった、または、何も購入しなかった顧客
 2種類の商品のとき、グループ数の最大は4です。

ブール型列の作成方法 テーブルデータ
テーブルデータ 論理式

 ブール型列は主に論理関数「IF」を使用します。

=IF(判定式,真のとき,偽のとき)
ブール型列の作成方法 パワークエリエディター

 パワークエリエディターの論理式は記述方法が違います。
・関数は半角小文字です。

#スペースで区切る記述

=if [性別]=1 then "男性" else "女性"


#エンターで区切る記述
=if
[性別]=1
then "男性"
else "女性"
実践例
取引時刻

 取引時刻 (購入時刻) を午前・午後で判定する。

購入個数

 購入個数が1個か複数かを判定して、まとめ買いされやすい商品をみつける。