エクセル (vr.2016) – ピボットテーブル – メジャー (カラム) 計算

エクセル (vr.2016) – ピボットテーブル – メジャー (カラム) 計算

リレーションシップされている別々のデータテーブルのメジャーを使用して計算する。

データ
リレーションテーブル

トレーニング用サンプルデータはこちらからコピペできます。

画像のような3種類のデータテーブルをリレーションしています。

番号プライマリセカンダリキー (結合句)
1mastasales会員コード
2setaimasta住所
リレーションシップ
計算可能なメジャー
リレーションシップ

  画像はデータテーブルのリレーションシップです。「masta」と「sales」、「masta」と「seta」はリレーションがあり、「sales」と「setai」にはリレーションがありません。(キー (結合句) がないから)

<計算可能なメジャーの関係>
・「masta」のメジャーと「sales」のメジャー
・「masta」のメジャーと「setai」のメジャー

<計算不可能なメジャーの関係>
・「sales」のメジャーと「setai」のメジャー
 計算不可能と書きつつ・・・計算する方法はあります。

会員稼働率を計算
それぞれ別テーブルにあるメジャー

・「会員数 (登録)」はデータテーブル「masta」
・「会員数 (active)」はデータテーブル「sales」にあります。

メジャーの追加

 それぞれのメジャーがあるテーブル「masta」、テーブル「sales」どちらのテーブルでも作成できます。
 もちろんテーブル「sales」とリレーションシップがない「seta」へは作成できません。

DAX式

計算式は
・「会員数 (active)」÷「会員数 (登録)」です。

会員稼働率

 画像の計算式でOKです。

集計

・値フィールドで集計します。

表示形式

 表示形式をパーセントにすると完成です。

会員組織率を計算
会員組織率

会員組織率=「会員数 (登録)」÷「世帯数」

 このメジャーはリレーションシップされている「masta」と「setai」のテーブルへ作成することができます。

SUM計算

 分母になる「世帯数」をSUMで合計する必要があります。「会員数 (登録)」は計算メジャーなのでSUMのような集計関数は使いません (使えない)。

完成

 集計結果が正しければ成功です。

 では、テーブル「sales」の「会員数 (active)」をリレーションシップがないテーブル「setai」の「世帯数」で割り算することはできるのでしょうか。